「増えた・減った」で測らない ―― 資産運用の点検に必要な物差し
運用がうまくいっているかどうかを、何を見て判断すればよいのでしょうか。ご相談の場で、このお尋ねをいただくことは少なくありません。多くの場合、最初に確かめられるのは評価額の増減です。前の期より増えていれば安心し、減っていれば落ち着かない。その反応は、ごく自然なものだと思います。ただ、増減というひとつ
運用がうまくいっているかどうかを、何を見て判断すればよいのでしょうか。ご相談の場で、このお尋ねをいただくことは少なくありません。多くの場合、最初に確かめられるのは評価額の増減です。前の期より増えていれば安心し、減っていれば落ち着かない。その反応は、ごく自然なものだと思います。ただ、増減というひとつ
資産運用と聞くと、多くの方が「いかに増やすか」を思い浮かべます。利回り、値上がり益、話題の投資先——。情報があふれる時代だからこそ、私たちはつい「何に投資すべきか」という問いから入りがちです。しかし、長く資産と向き合ってきた立場から申し上げれば、本当に大切なのは順序です。「何に投資するか」