始める前に、終え方を考えておく ―― 資産運用の「出口」という起点
資産を持ち始めるときには、多くのことを考えます。何を選ぶのか、どれだけを充てるのか、いつ始めるのか。ご相談の場でも、話題の中心はたいてい入口の判断です。いっぽうで、その資産をいつ、どのような形で手放すのか、あるいは誰に渡すのかという出口の話は、後回しにされることが少なくないように感じています。出口
資産を持ち始めるときには、多くのことを考えます。何を選ぶのか、どれだけを充てるのか、いつ始めるのか。ご相談の場でも、話題の中心はたいてい入口の判断です。いっぽうで、その資産をいつ、どのような形で手放すのか、あるいは誰に渡すのかという出口の話は、後回しにされることが少なくないように感じています。出口
分散しておきましょう、という言葉はよく耳にします。ご相談の場でも、いくつに分けているか、どのようなものを組み合わせているかというお話から始まることがあります。ただ私たちは、分散という言葉が、持っているものの数を数える作業として受け取られてしまう場面が少なくないように感じています。数が増えても、同じ
運用がうまくいっているかどうかを、何を見て判断すればよいのでしょうか。ご相談の場で、このお尋ねをいただくことは少なくありません。多くの場合、最初に確かめられるのは評価額の増減です。前の期より増えていれば安心し、減っていれば落ち着かない。その反応は、ごく自然なものだと思います。ただ、増減というひとつ
資産運用と聞くと、多くの方が「いかに増やすか」を思い浮かべます。利回り、値上がり益、話題の投資先——。情報があふれる時代だからこそ、私たちはつい「何に投資すべきか」という問いから入りがちです。しかし、長く資産と向き合ってきた立場から申し上げれば、本当に大切なのは順序です。「何に投資するか」